キースイッチは鍵盤に割り当てられたスイッチで、奏法の切り替えに使われます。
普通キースイッチが割り当てられるのは、C-1以下の低い帯域もしくは、C6以上の高い帯域で、押しても音が鳴らない場所にスイッチとしてアサインされています。
このキースイッチを押しながら鍵盤を弾くことで、奏法を切り替えながら演奏することができます。
キースイッチは対応しているソフトシンセが限られており、とくにストリングや、ギターなどの弦楽器をシュミレートした音源に多くあります。
もちろんMIDIとしても有効になってくるので、ベタ打ちのMIDIに後からキースイッチを入れて奏法を変化させることもできます。
キースイッチを使うポイントとしてはその音が鳴るほんの少し前にキースイッチを押すということです。同時に音とキースイッチを押してしまうとキースイッチが作動しない可能性があるからです。
またこのキースイッチを巧みに使うことで、リアルタイムでも本物のギターを弾いているかのような鍵盤演奏が可能となります。
編曲依頼、楽曲アレンジのクオリティを高めるためにはキースイッチの攻略が不可欠ですね。
ボーカルレコーディングや歌の録音、また弾き語りのレコーディングではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、編曲依頼する際などはぜひ覚えていただければと思います。